制作者
福井アートライン制作チーム
作品内容
「いってらっしゃ〜い」
他の駅舎と比べるとシンプルなつくりの水落駅ですが、その駅舎を支える柱は、以前線路のレールとして使用されていたものを加工して再利用されています。長い間、私たちを雨風から守ってくれている中で錆びついてしまった5本の柱の錆を落とし、5種類の動物の柄(キリン・レッサーパンダ・ウサギ・カンガルー・犬)で塗装し直し、駅を訪れる方や水落駅を通過する乗車者が楽しめるフォトスポットになるようなアートを目指して制作しました。作品名は、利用者を見送る動物たちの視点から付けられました。 柱に注目することで、駅舎の特徴的な構造にも視点が向かいます。さらに「柱が駅舎を支えていること」が「福井鉄道が市民の生活基盤を支えていること」のメタファーとなっており、日々当たり前について、視点を変えて見てみようという提案にもなっています。
